最新版のAtomicParsleyをインストールする

AtomicParsleyはmp4ファイルのメタデータを編集できるが、最新版はSVNリポジトリより入手し、ビルドする必要がある。

準備 - 2010/4/20修正

AtomicParsleyのビルドにはautoconfとautomake, zlibが必要になるので、apt-getよりインストールしておく。(開発環境build-essentialも当然必要)

$ sudo apt-get install build-essential autoconf automake zlib1g-dev

AtomicParsleyのビルド

$ svn checkout https://atomicparsley.svn.sourceforge.net/svnroot/atomicparsley/trunk atomicparsley
$ cd atomicparsley/atomicparsley
$ autoconf && autoheader
$ ./configure
$ make
$ sudo mv AtomicParsley /usr/local/bin

Ubuntuで最新版のFFmpegを使えるようにする

参考元:[FFmpeg][Ubuntu] Ubuntu にFFmpegをインストール – wadslog
Ubuntu標準のFFmpegはライセンスの関係からかなりのコーデックが無効化されている上、バージン自体もかなり古いまま止まっているため、最新版のソースコードからビルドすることにした。
参考元でインストールしているAMR-NB/AMR-WBは携帯用の動画(3gpp)で使用されているコーデックのようなので今回は見送り。

x264のインストール

  • x264のビルドにはyasmが必要だが、apt-getで入手できるものはエラーがでるため、ソースコードからビルドする。
$ wget http://www.tortall.net/projects/yasm/releases/yasm-0.7.1.tar.gz
$ tar zxvf yasm-0.7.1.tar.gz
$ cd yasm-0.7.1
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
$ wget ftp://ftp.videolan.org/pub/videolan/x264/snapshots/x264-snapshot-20080920-2245.tar.bz2
$ tar jxvf x264-snapshot-20080920-2245.tar.bz2
$ cd x264-snapshot-20080920-2245
$ ./configure --eneble-shared
$ make
$ sudo make install

FFmpegのインストール

$ sudo apt-get install subversion
  • FFmpegのビルドに必要なファイルをapt-getよりインストールする。
$ sudo apt-get build-dep ffmpeg
  • libx264-devは上記で準備したx264と競合して実行時にエラーが出るため、アンインストールしておく。
$ sudo apt-get remove --purge libx264-dev
$ svn checkout svn://svn.mplayerhq.hu/ffmpeg/trunk ffmpeg
$ cd ffmpeg
$ ./configure --enable-gpl --enable-nonfree --enable-postproc --enable-swscale --enable-pthreads --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libmp3lame --enable-libfaac --enable-libfaad --enable-libxvid --enable-libx264 --enable-shared --disable-debug --prefix=/usr/local
$ make 
$ sudo make install

確認

$ ffmpeg -y -f ipod -i infile.avi -threads 0 -s 640x480 -vcodec libx264 -level 30 -coder vlc -b 2500k -qmin 10 -acodec libfaac -ab 160k -ac 2 -ar 48000 outfile.mp4
  • 実行時にライブラリ関係でエラーが出る場合は、下記を実行してみる。
$ sudo ldconfig

Ubuntu 8.04 LTS (Hardy Heron)へのVMware Server 2.0 RC2のインストール

ファイルの準備

  • VMwareの公式サイトの"Download"ボタンよりRegistration formに進み、必要事項を登録する。
  • 登録が完了するとダウンロードページに進むので、VMware-server-2.0.0-110949.i386.tar.gzをダウンロードする。シリアルナンバーはダウンロードページの上部に表示されているので、メモしておく。
  • ビルドに必要なパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install build-essential linux-headers-`uname -r`

VMware Serverのインストール

  • VMware Server 1.xを導入済の場合は、アンインストールしておく。
  • ダウンロードしたtarファイルを適当なところに展開する。
$ tar xvf VMware-server-2.0.0-110949.i386.tar.gz /tmp
$ cd /tmp/vmware-server-distrib
$ sudo ./vmware-install.pl

設定はデフォルトでOK。途中でシリアルナンバーを聞かれるのであらかじめ入手しておいたものを入力する。

VMware Serverのメンテナンスには、webブラウザよりhttp://localhost:8222にアクセスすると管理コンソールにログインできる。

Ubuntu 8.04 LTS (Hardy Heron)のVMware ServerでUSBデバイスを使用する

参考元:Enabling USB support for VMware Server in Hardy Heron
Ubuntuでは(Hardy Heronでは?)/proc/bus/usb/*をサポートしてないことが原因らしく、VMware Server上のゲストOSでUSBデバイスを認識できない。

/etc/init.d/mountdevsubfs.shの下記の部分(42行目あたり)のコメントアウトを外して有効にすることで、ゲストOS上でUSBを認識できるようになる。(mountdevfs.shの編集にはroot権限が必要)

#mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
#domount usbfs "" /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
#ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
#mount --rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb

行頭の#を削除して保存し、システムを再起動する。
これで、VMware Server Consoleのメニューバー上で VM >> Removable Devices >> USB Devices と辿ると、ホストOSに接続しているUSBデバイスが現れ、選択することでゲストOS側で認識される。

Ubuntu 8.04 LTS (Hardy Heron)へのVMware Server 1.0.6のインストール

参考元:http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=779934

ファイルの準備

  • VMwareの公式サイトからVMware-server-1.0.6-91891.tar.gzをダウンロードする。
  • ここからレジスト(無料)を行い、シリアルナンバーを入手しておく。
  • ビルドに必要なパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install build-essential linux-headers-`uname -r` xinetd

VMware Serverのインストール

  • ダウンロードしたtarファイルを適当なところに展開する。
$ tar xvf VMware-server-1.0.6-91891.tar.gz /tmp
$ cd /tmp/vmware-server-distrib
$ sudo ./vmware-install.pl

設定はデフォルトでOK。途中でシリアルナンバーを聞かれるのであらかじめ入手しておいたものを入力する。

  • このままでは以下の2つのライブラリでエラーが出て起動できないので、OS標準のものに差し替える。
$ cd /usr/lib/vmware/lib
$ sudo mv libgcc_s.so.1/libgcc_s.so.1{,.orig}
$ sudo ln -s /lib/libgcc_s.so.1 libgcc_s.so.1/libgcc_s.so.1
$ sudo mv libpng12.so.0/libpng12.so.0{,.orig}
$ sudo ln -s /usr/lib/libpng12.so.0 libpng12.so.0/libpng12.so.0

これでアプリケーションメニュー>>システムツール>>VMware Server Consoleから起動が可能になる。

RAIDパーティションへのインストール

ルートファイルシステム(/)をRAIDパーティションにする場合、日本語ローカライズドDesktop CD(Live CD)ではなく、alternate CDからインストールする必要がある。

alternate CDからテキストインストーラを起動し、パーティション設定のところでソフトウェアRAIDパーティションを設定すれば良い。
注意点としては、下記2点くらい。

  • /bootを含むパーティションRAID化しない、またはRAID1にする(それ以外(RAID5等)ではgrubで認識できない)
  • 言語サポートのインストールはしない(別途、Japanese Teamのパッケージレポジトリから導入する)

インストール完了後、再起動してからJapanese Teamのパッケージレポジトリを追加し、ubuntu-desktop-jaパッケージをインストールすれば、日本語ローカライズDesktop CDからインストールしたのと同じ環境になる。

Japanese Teamのパッケージレポジトリ追加
(参考:Ubuntuの日本語環境 | Ubuntu Japanese Team

  1. [システム]-[システム管理]-[Software Sources]を開く。
  2. サードパーティのソフトウェア]タブを選択する。
  3. [Add]をクリックし、表示されたダイアログに以下の行を入力して[ソースを追加]をクリックする。
    • 7.10の場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja gutsy/
    • 6.06 LTSの場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper/
  4. もう一度[Add]をクリックし、表示されたダイアログに以下の行を入力して[ソースを追加]をクリックする。
    • 7.10の場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja gutsy-ja/
    • 6.06 LTSの場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper-ja/
  5. [閉じる]をクリックし、表示されたダイアログで[再読込]、エラーが発生するがそのまま[閉じる]をクリックして終了する。
  6. [システム]-[システム管理]-[Synaptic パッケージ・マネージャ]を開き、ubuntu-ja-keyringパッケージにインストールマークを付ける。
    • 「認証されていません!」と警告されるが、そのまま[マーク]をクリックし、続けてウィンドウ上部の[適用]ボタンをクリックしてインストールを実行する。
  7. [再読込]をクリックするとJapanese Teamリポジトリのパッケージが読み込まれる。

リポジトリ追加後、ubuntu-desktop-jaパッケージを導入すれば、日本語ローカライズドDesktop CDに追加されているパッケージと同じものがすべてインストールされる。

GRUBの追加インストール

インストール直後はgrubは1番目のHDD(/dev/sda)にしかインストールされていない。この状態では/dev/sdaが故障すると起動できなくなるため、2番目以降のHDDにもインストールしておく。

$ sudo grub
grub> device (hd0) /dev/sdb    #/dev/sdbのMBRにインストールする場合
grub> root (hd0,0)
grub> setup (hd0)

/dev/sdc以降が存在する場合は同様にしてgrubMBRにインストールしておく。

ゲストOS(Windows)とのファイル共有

  • 共有に使用する適当なディレクトリを作る(ex. /opt/share)
  • vmxファイルを編集し、下記の設定を適当な場所に追加する。
sharedFolder0.enabled = "TRUE"
sharedFolder0.present = "TRUE"
sharedFolder0.writeAccess = "TRUE"
sharedFolder0.readAccess = "TRUE"
sharedFolder0.hostPath = "/opt/share"    #共有したいディレクトリ
sharedFolder0.guestName = "Share"
sharedFolder0.eXpiration = "never"
sharedFolder.maxNum = "1"
  • VMPlayerのメニューからPlayer->Shared FoldersにあるAllways_enableを選択。下のペインで先ほど有効にした /opt/share にチェックをいれる。


これで共有機能が使えるようになる。
ゲストOS(Windows)の「マイネットワーク->VMware_Shared_Folders->host」から共有しているディレクトリが見えるようになる。