RAIDパーティションへのインストール

ルートファイルシステム(/)をRAIDパーティションにする場合、日本語ローカライズドDesktop CD(Live CD)ではなく、alternate CDからインストールする必要がある。

alternate CDからテキストインストーラを起動し、パーティション設定のところでソフトウェアRAIDパーティションを設定すれば良い。
注意点としては、下記2点くらい。

  • /bootを含むパーティションRAID化しない、またはRAID1にする(それ以外(RAID5等)ではgrubで認識できない)
  • 言語サポートのインストールはしない(別途、Japanese Teamのパッケージレポジトリから導入する)

インストール完了後、再起動してからJapanese Teamのパッケージレポジトリを追加し、ubuntu-desktop-jaパッケージをインストールすれば、日本語ローカライズDesktop CDからインストールしたのと同じ環境になる。

Japanese Teamのパッケージレポジトリ追加
(参考:Ubuntuの日本語環境 | Ubuntu Japanese Team

  1. [システム]-[システム管理]-[Software Sources]を開く。
  2. サードパーティのソフトウェア]タブを選択する。
  3. [Add]をクリックし、表示されたダイアログに以下の行を入力して[ソースを追加]をクリックする。
    • 7.10の場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja gutsy/
    • 6.06 LTSの場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper/
  4. もう一度[Add]をクリックし、表示されたダイアログに以下の行を入力して[ソースを追加]をクリックする。
    • 7.10の場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja gutsy-ja/
    • 6.06 LTSの場合:deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja dapper-ja/
  5. [閉じる]をクリックし、表示されたダイアログで[再読込]、エラーが発生するがそのまま[閉じる]をクリックして終了する。
  6. [システム]-[システム管理]-[Synaptic パッケージ・マネージャ]を開き、ubuntu-ja-keyringパッケージにインストールマークを付ける。
    • 「認証されていません!」と警告されるが、そのまま[マーク]をクリックし、続けてウィンドウ上部の[適用]ボタンをクリックしてインストールを実行する。
  7. [再読込]をクリックするとJapanese Teamリポジトリのパッケージが読み込まれる。

リポジトリ追加後、ubuntu-desktop-jaパッケージを導入すれば、日本語ローカライズドDesktop CDに追加されているパッケージと同じものがすべてインストールされる。

GRUBの追加インストール

インストール直後はgrubは1番目のHDD(/dev/sda)にしかインストールされていない。この状態では/dev/sdaが故障すると起動できなくなるため、2番目以降のHDDにもインストールしておく。

$ sudo grub
grub> device (hd0) /dev/sdb    #/dev/sdbのMBRにインストールする場合
grub> root (hd0,0)
grub> setup (hd0)

/dev/sdc以降が存在する場合は同様にしてgrubMBRにインストールしておく。